みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です
いつもはヨメが担当しているこのブログ。
‥ですが。
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そんな肉旦那が「飲食店開店の経緯」についてや‥
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「飲食店開業に向けてまずやること」‥‥
https://www.nikutoyo.com/challenge3/
「不要なモノは自力で断捨離」を書いてくれました。
https://www.nikutoyo.com/challenge4/
「屋号の決定とヨメによる看板作成」に続きまして。
今回は”挑戦第五段”にして初心に返る、ズバリ「僕の思う飲食店のコンセプト」についてご紹介いたします☆
今回はタイトルにもありますように”お店のコンセプト”について。
ここまでの記事でも少し書いていますが、、
改めてコンセプトをしっかりと確立すべく、文字にして書き残しておきたいと思います。
さて、みなさんが外食に求めるモノってなんですかね?
とにかく美味しいものを食べたい!っていうのが1番多いのかな。
美味しいだけが物差しではなくて、価格が安いとか高いとか、その価格に対する満足度を求める方もいらっしゃるかも。
今の時代だと“映え”とか“バズり“を求める人もいるかもしれませんね。
あとは「今日は外食!炊事は休憩♪」だとか「疲れたし‥ご飯の準備や洗い物が面倒くさい‥‥」といったその日の気分とか。
このように人によって様々な目的があるでしょうけど、、
まず大前提にあるのが『楽しく食事』ってこと。
ご飯を食べるのって“楽しい”が1番だと僕は考えます。
家族と、友だちと、知り合いと、同僚や先輩後輩と、、
みんなで食卓を囲めば美味しいご飯がより一層美味しく感じられますよね。
あとは‥この店にいるあの店員さんに会いたい、話したいとかも飲食店を利用する動機になるでしょう。
店を営業する者として、これ言われると嬉しいっすね。
コロナ禍以降はめっきり減りましたが、僕も家族でだったり友だちとだったり、時には一人でふらっと、、とずいぶん外食してきました。
心が落ち着く場所で美味しい料理を食べながら、誰かとお酒を飲みながら話すってのは本当に楽しいです。
‥ただねぇ。
コロナ禍以降、そもそもの外食に対するモチベーションというか、、
これは僕に限った話じゃなくて広くは日本国民の多くがそんな状況になったんじゃないかと思います。
しかも昨今の物価高と増税のダブルパンチで経済的にも厳しくなったし。
タクシー代が勿体無いから歩いて帰る、のはまだしも、そもそもタクシー業界も厳しくて台数走ってないからタクシーを頼んでも1時間待ちとかフツーにあったり。
そんなこんなもあっての僕らのお店です。
遠方のご利用はあんまり考えず、とにかく地域の人が気軽に利用できるようにお店を設計しようと思ってます。
気軽に利用できるかどうかの1番重要なことは‥そう、価格です!
もちろん商売なので対価としてのお代はいただきますが、それが満足出来るものでないといけません。
別記事にもありますが、もともと精肉店である僕がやるお店だからお肉は原価も原価で使えるのが大きなメリット☆
普通の飲食店だと、僕らのような精肉店から利益を乗せたモノを仕入れて、調理だサービスだなんだで更に利益を乗っけてお客さんに提供しなければなりません。
食材のメインとなるお肉を直接使えるというのは本当に大きなメリット。
‥しかし。
逆に魚や野菜は普通のお店と同様に別のところから仕入れる必要があるわけで。
居酒屋の定番であるお刺身の盛り合わせ!1500円!!ってのもメニューとしては考えたけど、、
いや、お肉メインなんだし、、これはやらんくてもいいかな。。
飲食店では人件費の割合が大きく、提供価格にダイレクトに効いてきます。
そこも僕とヨメとでの2人オペレーションをメインに考えてて。
必要であればバイトさんの雇用を考えるけど、やれることは2人でやる!ってのが今のところの考えです。
営業日や営業時間を効率化することで不要な時間に不要な人員を置かないってことも大事。
お客さんを必要以上に待たせたりしない必要最低限の人数でやりましょ、ってことです。
人数を多く確保すると自分の仕事量も減って楽ではあるけど、その人件費は価格に上乗せされる=お客さんの負担になるってことなんだし。
あとは固定費ですかね。
精肉店として10年営業してきて、ついに昨年、店舗物件を取得することが出来ました。
それまでは賃貸。
物件を取得したことで家賃という絶対的な固定費かからなくなったのも大きなメリットです。
加えて、精肉店と店舗を一にしてるから電気代や水道代・ガス代・電話代・通信費などなどの固定費の基本料金部分が共有されているのも固定費の低減に繋がります。
精肉店はそのまま引き続き今まで通りに営業するので飲食店とは別に本業があるというのも重要なことです。
夫婦と家族4人が生活するための収入の柱が飲食店とは別にあるので、すなわち飲食店での提供価格を下げることが出来るんです。
以上のことからお客さんに満足してもらえる価格を実現出来るかな、と考えてます。
まぁやってみるといろいろとかかる費用や見えてなかったモノが出てきたりで構想通りに上手くいくとは限りませんが、、、
もちろん価格に満足してもらえるのは美味しいかどうかも勿論あります。
でもお肉だけは間違いのないモノが使えるだろうし、僕のヨメは料理が上手だと思うんです。
というかおおよその家庭って奥さん料理上手じゃないすか?
だから家庭料理の延長みたいな形にはなると思うけど、、
まぁ美味しいからヨシ!って感じでご容赦いただければ、と。
楽しくくつろいでもらうために居心地の良い空間にしなきゃいけません。
なので、内装に拘って〜とかデザイナーさんに頼んで〜とか、そもらへんは全くやる気がなく笑
『仲の良い人と家飲みした』くらいの安心感のある空間を提供できたら良いなと思ってます。
もともとが古い物件であり、改装工事も人脈を伝ったり自力だったりで進めるので手作り感の否めないところが散見されるかもしれませんが、そこのとこもご容赦いただければ、と。
長々とお店のコンセプト・テーマについて書かせていただきました。
要は喜んでもらいたいってことです。
『喜ばれる歓び』なんです。
人になにか提供して喜ばれた時って自分も嬉しいじゃないですか。
誰かにプレゼントを渡す時って自分のお金使って人に物を渡してるのに、それを選んでいる時って楽しいし、渡した時に喜んでもらえたら、何でか自分も嬉しくなっちゃうじゃないですか。
あの感じです。
あの感じが今日も頑張ろうって気にさせるんです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。