みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖
肉とよで関西のほうから仕入れていた調味料が、このコロナ禍で残念ながら入手困難となってしまいました。
昆布のうま味が効いているお塩や、お醤油がふわっと香るスパイス。
ちょっと高めの値段ながら「お肉の味を引きだたせる」と好評をいただいていて、しかも山口ではあまり見かけない調味料だっただけに、お客さまの残念がる声がなんとも心苦しい‥
自宅での贅沢用や知り合いへのお裾分けに調度良い塩梅の調味料を新しく仕入れるべく、ネットや口コミを見ながら悩んでいましたが。
肉旦那が『新しいえぇもん』を見つけました!
さっそく毎週水曜日の定休日を利用して、お隣福岡県・北九州に行ってきましたので、今回はそれを記事にさせていただきます☆
いざ北九州へ!
どこの精肉屋にも、お肉に合った調味料や焼肉・お鍋のタレなどが置いてあります。
だいたいは日本食研さんやダイショーさんといった大手メーカーのものですが。
そういった調味料とは別に、ここらではあまり手に入りづらい商品として記事冒頭にも書きました”昆布塩”や”お醤油スパイス”を肉とよでは並べておりました。
‥が、コロナの煽りを受けて仕入先が倒産。。
美味しかった商品なだけに、リピート買いしてくれていたお客さまはみなさん残念がっていらっしゃいました。
『歓ばれる喜び』をモットーにしている当店‥それじゃあかん!ということで、お客さまにも求められた”代わりのえぇもん”を探していました。
そんななか、お肉が付きもののキャンプ、その関連雑誌やブロガーからも厚い支持を受けている『黒瀬のスパイス』というものがあることを知りました。
調べてみると山口の海を挟んでお隣福岡県は北九州西区の商店街にある、創業70年を迎えた『かしわ屋くろせ』というお店が出しているものなんだそう。
前は電話での卸しの交渉&仕入れだったので、今回もそうするのかな?と思っていましたが。
なるほど確かに。
県をまたいでの移動ですが、コロナも気持ち落ち着いてきましたし‥行っちゃいますか!
さっそく向かいました。
『かしわ屋くろせ』
下道を走り、関門トンネルを抜けて、片側2車線当たり前の山口にはない都会感を感じつつ‥道中迷いながらひたすら走ること2時間半。
”くろせ”がある商店街にやっと到着しました!
アーケード入ってすぐの右手側、『かしわ屋くろせ』発見です。
精肉とお惣菜、各種調味料を扱っているお店のようです。
「かしわ屋」と書いてあるとおり、対面ケースに並べられているお肉は鶏肉がほとんど。
福岡のローカル番組「めんたいワイド」でも取材されたご様子。
博多華丸大吉さんも訪れたことがあるようで、北九州では知る人ぞ知るお店なんでしょうね!
肉とよの名刺を渡しながら挨拶‥する前からいきなり気さくな奥さん。
大変に明るい方で、肉旦那がいっていた”人となり”がすぐに『いい人』とわかるほどです。
二つ返事で了承いただきました。
たった2,3分の会話だったと思うのですが、なんて気持ちの良い取引き!
業務用や大入りのものもありましたが、前に仕入れていたのと同じ大きさの110gの瓶を卸してもらえることになりました。
いろいろ話を詰めていく‥というよりは会話が盛り上がる中、ふと横に目をやると
『ミツワ醤油 焼肉のタレ』‥???
奥さんの話では「くろせから歩いて15分ほどの距離に、ご友人のお店『ミツワ醤油』がある」とのこと。
魅力的な焼肉のタレ‥これはもう行くしかない!
散策がてら向かいたい旨を伝えると、
仕入れの旅は続きます。
閑話「商店街の様子」
下道をえっちらおっちら行きながら、北九州市の都会感に圧倒される田舎者の肉とよでした。
片側ウン車線の道路やら都市高速やら‥車は多いし道路が入り込みすぎてヨメは脳内パニック。
‥ですが、やっぱりこんな都会にもあるんですね。
いわゆる『シャッター通り』問題。
田舎ではよく見かけるのですが、くろせさんがある商店街もシャッターが下りたテナントがチラホラあり‥なんだかさみしい人通りでした。
そんななか見かけた川柳入選作が張られた黒板。
地域のみなさんが出し合ったそれなのか川柳教室のなのかはわかりませんが、なんだかホッコリしました。
シャッターが閉まっているからといって、地域そのものがさみしいワケではないんですよね。
実際に商店街入り口のくろせさんをはじめ、昔ながらの「お惣菜屋さん」や開店準備中の「食事処」、音の漏れから楽しい雰囲気が伝わってくる「うたごえ喫茶」などがありました。
少しでも活気が溢れていれば、おのずと人は集まります。
このご時世ですから、まずは『コロナに負けない』で楽しい雰囲気づくりからしていきたいなぁとしみじみしました。
まとめ
から始まった今回の仕入れの旅。
人とのつながりとはかくも面白いものです。
くろせの奥さんの人柄の良さが成せるものだと感謝しつつ、紹介していただいたミツワ醤油さんへと向かいました。
次の記事ではその様子を書いていきます。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。