みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です
精肉屋をしていると、知り合いの方からこんなことをよく言われます。
野菜や酪農・漁業関係など、その専門の人たちならあるいはそうかもしれませんが。
‥。
ズバリお答えしましょう。
他のお肉屋さんがそうなのかはさておき、肉とよ家に限っては食べ放題だの良いお肉しか食べないだのそんなことはない、という事実。
店長である肉旦那のこだわりにより『国産の安心安全なお肉』という点では間違ってはいませんが、たらふく食べられるかと問われると”否”です。
以下はある日の肉旦那とヨメの会話。
お客さまあっての精肉屋。
在庫を抱えすぎはNGですが、販売分が少ないと言われれば諦めるしかないです。
また他の日には‥
○○はあげられないけど△△なら余裕がある。
この切り返しはしょっちゅうで、その日の晩ご飯が急遽変わる、ということもありがちな話。
と思えば‥
作っていたご飯をヨソに、お持ち帰りしたお肉で一杯はじめる肉旦那。
明日のご飯はラクできるゾ♡とにわかにほくそ笑むヨメ。
こんなこともたまーにあります。
このように、実家が精肉屋だからといって希望のお肉が毎回食べられるわけではないのです。
‥ではたくさん食べられるか?というと、、
先ほどの肉旦那との会話にもあったように、基本的にお持ち帰りしてもらえるお肉は『在庫がある』もしくは『売れ残り』。
売れ筋として結構な量を準備している牛・豚肉の切り落としならともかく、、
合いびきミンチが200gだけだとか、鶏モモ肉1枚だけだとか‥食べ盛りの子どもがいる家庭としてはちょーーーっと心許ない量だったりするんですよねぇ。。
もっと持って帰ってくれよ!と言えばもちろん肉旦那は応えてくれるんでしょうけど、まぁあるもんでどうにかなるかぁ‥と、そこはテキトー節を炸裂させるヨメ。
必然的に野菜やお豆腐でかさ増ししようとなるわけです。
この日は確か木曜日。
ちょうどご飯を作り始める夕方、次男をスポ少に連れて行かなければなりません。
その練習が2時間。
連れて行って、練習に使用するポールやネットを取り付ける手伝いをして、家に帰ってご飯の支度をして、アレコレしているうちにお迎えの時間になって、、
実質1時間くらいしかご飯を作る時間はありません。
冷蔵庫を見れば鶏肉1枚、玉ねぎ、にんじん、しめじ、たまご、えのき、水菜、きゅうり、大根、豚切り落とし、、、
子どもたちも大好きな親子丼。
お迎え後、次男がお風呂に入って汗を流す間に溶き卵でとじればいっか‥と、親子丼の素を作っていきました。
鶏モモを一口大に切って~しめじは石づきをとってほぐして~玉ねぎは2玉‥いや3玉入れてやれ‥あれ、にんじんが半分しかないや‥うん、彩りにそえるってことで。
そんなテキトー料理過程の写真がコチラ↓

しかもアレンジしたがりのヨメですので、ここから木綿豆腐も1丁投入するかさ増しぶりです。
案の定「「「「親子丼言うわりに肉が少ないんだが??」」」」と子どもたちから総ツッコミを受けました。
バレたかー(・∀・)
この他、合いびきミンチ1:野菜10のミート”かもしれない”ソーススパゲッティや、合いびきミンチ1:野菜3:豆腐1のハンバーグ”もどき”、”鶏ムネミンチ1:野菜2:おから5の”たぶん”つくねなど、お肉が少ないなりにどうにか好評をいただいているヨメのテキトー料理もあります。
いいか子どもたちよ。
お肉がちょっとしか入ってない、じゃない。
それに対する刻む野菜の量に、ヨメの愛情を感じるのだ‥っ!
そんな精肉屋のお肉事情、というお話でした。
おそまつ。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。