みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です
ただ今肉とよ店舗2階を改装中、6月末~7月上旬を目標に飲食店オープンに向けて【新たなる挑戦】計画が進行しています。
それに伴い、改装に関わる工事や水道・電気関係については肉旦那が知り合いとともに進めてくれており、対してヨメはメニュー表や看板などオープン後に必要になる小物の作成を担当しています。
それを踏まえた上で‥
まずはコチラをご覧ください↓
これは、店舗買い取り前の片付けの際「使えるモノは使って~」と元オーナーが置き去っていったものの1つで、知る人ぞ知るSEIKOの壁掛け時計です。
ムーブメント(時計の本体)自体が壊れているのか、電池を替えたところでウンともスンともいわないこれでしたが、、
分解してみて分かったのは、クオーツを取り替えれば時計として全然使えるじゃん♡ということ。
加えて、このままの見やすい文字盤でも良いのだけど、せっかく分解したのだからついでに”肉とよ仕様”にしてしまえ~!!と、ヨメのリメイク魂に火が付いた。
たまたま‥本当にたまたま、何かのタイミングで購入していた黒と金のペイントスプレー(しかもダイソーのお手軽価格のやつ)を用いて、文字盤を染めてみました。

文字盤を染めたところで、、
3・6・9・12以外の数字はお肉紙粘土で表す予定で、秒を示すポツポツもそのまま活かす、として。
気になるのは、6の上のカスレ部分と「SEIKO・QUARTZ」の凸凹です。
‥わかりますょ、、この2つに込められたMade in JAPANという誇りのことは。
しかし、そもそもすでに時計はバラバラ分解状態。
ムーブメントも取り替えてリメイクする気満々だもんで、、
ってなるのは許して欲しい(SEIKOさんゴメンナサイ)
‥さて、ではどうやって隠すか、というと。
ここで2つ前のブログ記事を思い出してください。
来店したお客さまを出迎えるウェルカムボードとして、毛糸を使用しパンチニードルでもこもこゴリラを作ってみた、という記事です。

いや、なんでゴリラ笑???と聞かれれば‥
店長である肉旦那が自他共に?認めるゴリラ似だからに他ならないのですが(・∀・)
それをからかう(失礼)かのように加速するヨメのゴリラ推し炸裂!!
で、話を戻すと、、
ウェルカムボードのゴリラの元ネタというのがコチラ↓
イラスト無料ダウンロードサイト「イラストAC」さんで見つけた、ニヒルなスマイルゴリラでした。
で、下絵用にプリントアウトした紙をあてがってみるとね‥‥
驚くほどにピッタリフィット♡
これはもう出会うべくして出会ったといっても過言ではない笑
ヨメのゴリラ推しも満たされるし、凸凹部分をこのイラストで隠すことは確定しました。
‥が。
というわけで、ワンサイズ小さいタイプの腹筋ゴリラもとりあえず準備。
お次は残る数字8個分!
まず1つめのパーツとして、屋号「食べ処とよた」を刺繍で準備しました。
文字盤に収まるように、でもちょっと主張するつもりの約6×7㎝の大きさです。
この色合いからお気づきかもしれませんが、使用した布はウェルカムボード用から切り出したもの。
続いて残りの数字分として、お肉料理を紙粘土で作成したものをあてがいます。
‥実はこれらのほとんどは趣味で以前よりチマチマ作っていたもので。
まさかこんなところで役に立つとは思ってもいなかったので、なんだか得した気分になりました♪
それぞれの料理にあった野菜パーツとお肉パーツを組み合わせ、ププラ板にボンドで貼り付け。
乾いたらプラ板は紙粘土に合わせてカット。
仕上げに水性ニスを塗ってツヤ出し加工しました。
続いて針!
時計はムーブメントに短針・長針と、ゼンマイを回す役割を担う秒針を組み合わせることで動き出します。
で、取り出したるはコチラも以前楽天で購入していたムーブメントセット。
これの良いところは、専用の針が木製、だということ。
数字に干渉しないようにカットが可能で、しかも好きな色に染色できます。
それぞれの針をカットしたあと、お肉のイメージカラーである赤色へ、アクリル絵の具を塗りました。
お次はムーブメント取り付け!
写真右側がSEIKO独自のもの、左側が新しく取り付けるものです。
ご覧のようにムーブメント本体の高さが違うため、、
コルクやそこら辺にあった木板で高さ調節しました。
ちなみに。
SEIKO独自のムーブメントを固定するネジを止めるための台座みたいなのがあった場所が、写真中央のゴチャってる部分。
新しく付けるムーブメントの邪魔になったので、ペンチやらヤスリやらで取り除きました。
針の色に合わせて、カバーも赤色に染めました。
実はこのペイントスプレーも以前購入していたもので。

5年前に”I ♡ NIKU”花壇を作ったときに使用したものですが、、
最後にバランス良くなるように文字盤のお肉場所を入れ替えたりなんだりして、、
肉旦那のお墨付きもいただき、乳首ゴリラをあてがい(写真は腹筋ゴリラ)
針を付けてカバーをすればいよいよ完成間近か!
‥といったところで、もう一つ問題が起こりました。
この器専用のムーブメント・針じゃないからか、秒針の表面とカバーガラスが干渉してしまうではありませんか。。
ムーブメント内のゼンマイを回す役割を果たす秒針がガラス面にピッタリと張り付いてしまうため、ゼンマイが回らないのです。
ということは、長針(分)・短針(時)も動かないわけで。

かといってムーブメントを裏側に引っ込めれば、ムーブメントを文字盤に固定できなくなりぐらついてしまう。。
原因は明らか‥ムーブメントから伸びる筒車(針の台座みたいなの)が長すぎるので干渉してしまうのです。
それならイイ感じの長さのヤツに買い換えるか‥
‥いいえ、答えはノー!!!!
もともと材料は家にあったもの、制作費はほぼ0円といっても良い今回の肉時計です。
ない頭でヨメ考えた、んで閃いた☆
そう、干渉するのなら干渉しないようにすれば良いだけの話。
結局時計ってもんは時間と分とがわかれば万事OK。
ということで、秒針の”秒”を示す部分をカット。
2mmの厚さだったフタ部分も1mm以下に削りあげました。
たった1mm、されど1mm。
微調整を施しながら「干渉せず」をものにしたのです!!!
そんなこんなでとうとう‥☆
”おニク”にちなんで時計針は②と⑨に合わせて、、
SEIKO時計リメイク『ゴリラ肉時計』の完成です!!
そんな自己陶酔の傍ら。
SEIKOの名残は数文字のフォントだけという‥
今回の過ぎるリメイクに本社からお怒りのメッセージが届くんじゃなかろうかって戦々恐々だったりしますが‥‥
現在の工事進行でいえば、飲食店オープンまで‥あと半月、いや20日くらいでしょうか。
みなさんにお目見えできる日を楽しみにしつつ。
6月10日『時計の日』にちなんだ肉時計の完成報告記事でした☆
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。