肉処とよたアレコレブログ
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食事

健康的な身体づくりのために‥”気を付けるべき脂肪”とは?

みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖

 

お肉を食べると太る、お肉はコレステロールがたまりやすい‥そんな話をよく耳にします。

野菜などに比べると確かにカロリーが高いですし、そうしたイメージがついてしまうのは仕方がないのかもしれません。。。

ですが、はっきりと言わせていただきます。

ゴリ店長
ゴリ店長
『食肉』は決して『悪』じゃない!
お肉は悪じゃない!『食肉』の栄養について解説☆みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖 お肉を食べると太る、お肉はコレステロールがたまりやすい‥...

以前の記事では、『食肉の栄養について』を解説させていただきました。

食肉の栄養=体に良いものと伝えさせていただきましたが、そもそもなんでお肉=悪というイメージになってしまうのか。。

みなさんがお肉と聞いて想像するのは‥ずばり脂肪、ではないでしょうか。

脂肪という言葉と”太る・太っている”という言葉はどうしても結びつきがちですよね。

食肉においては脂肪もすべて栄養となり得る優れたものなんですが‥

ゴリ店長
ゴリ店長
食肉=脂肪では‥ない!!

ということで今回はそんな”脂肪”にちなんで!

体のことを思えばこそ、避けるべき脂肪について解説させていただきます!!

気をつけるべき脂肪「植物油」

摂取量に気をつけるべき脂肪の筆頭に、植物油があります。

ごま油・米油をはじめとする植物油自体は必ずしも有害ではないし、適度な量は体にも良いとされています。

しかし、植物油の過剰摂取や酸敗した植物油(一度栓を開けたあとの保管油や、揚げ油として繰り返し使用する間に劣化してしまった油)の摂取が健康に及ぼし得る悪影響については注目する必要があります。

ゴリ店長
ゴリ店長
そもそも、現在の植物油は”高度に精製され工業的に加工された食品”だということ

約100年前、わたしたちの食事に占める植物油の割合はほんのわずかでした。

しかし今では、大豆油・キャノーラ油・綿実油(めんじつゆ)、コーン油をはじめとする工業的に製造された植物油から、当時よりはるかに大量のカロリーを摂取するようになりました。

なんと、毎日500キロカロリー超を植物油から摂取しているともいわれているほど、、びっくりですよね。

ゴリ店長
ゴリ店長
1日に必要な摂取カロリー約20%‥これは相当な量

世界全体で見ても、植物油の生産量は、鶏肉・牛肉・チーズ・バターを合わせた生産量を上回っています。

このように、植物油は米と小麦に次いで、世界で最も消費されている食品なのです。

また、ファストフードやチップスなどの加工スナック食品についても注意が必要です。

こうした食品が健康に良くないことは周知のとおりですが、それはなぜなのでしょうか。

消費されているものの多くが、工場での加工や保管状態の悪さ・揚げ油としての繰り返しの使用による酸化が原因で酸敗しているため、健康にもさらなる悪影響を及ぼしているのです。

揚げ物はおいしいけど身体に悪い食べ物のひとつ、とお考えください。

ゴリ店長
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植物油を過剰に摂取したり、揚げ物を食べたり、超加工スナック食品やファストフードをドカ食いしたりするのは、間違いなく身体に悪い!

植物油の代わりに、料理にはオリーブオイルやアボカドオイルなどの果実油を使うと良いでしょう。

オリーブオイルを1日当たりテーブルスプーン半分以上摂取する人は、オリーブオイルをまったく摂取しない人と比べて心血管疾患リスクが14%低く、冠動脈心疾患リスクが18%低いことが複数の研究で明らかにされているほど。

果実油は、オメガ6多価不飽和脂肪酸の含有率がはるかに低く、コレステロールに良い影響を与える一価不飽和脂肪酸の含有率が高いため理想的な食品です。

ただし、市場には低品質のアボカドオイルやオリーブオイルもたくさん出回っているので、必ず信頼できるブランドのオイルを買うようにしてくださいね。

最悪な脂肪「トランス脂肪」

植物性ショートニングを使った焼き菓子(マフィン、パイ、ペストリー、ケーキ)、電子レンジでつくるポップコーン、マーガリン、ファストフードの揚げ物(チキンフィンガーやフライドポテトなど)etc etc…日常生活で食べている料理や食品の中には、トランス脂肪酸が含まれていることがあります。

トランス脂肪(トランス脂肪酸)というのは私たち日本人にはあまり聞き慣れない言葉です‥が、アメリカやカナダなどの諸外国では、トランス脂肪酸を食品に使用することが規制されている食品だというのはご存じでしょうか。

中国、韓国、シンガポールなどでも、食品表示にトランス脂肪酸を使っていると表記することが義務付けられています。

しかし日本では現在、食品にトランス脂肪酸の表示義務がないため、スーパーやコンビニでなどで食品を買う際は注意が必要です。

トランス脂肪酸を摂取し過ぎるデメリットは以下のとおり。

  • 善玉コレステロールの減少
  • 悪玉コレステロールの増加
  • 冠動脈性疾患のリスク増大

トランス脂肪酸の適量は一日2g以下と言われていますが、摂取量が多過ぎると将来、健康面で深刻な結果を引き起こす可能性があります。

私たちが何気なく口にする身近な食べ物には、トランス脂肪酸が含まれていることがあります。

コレステロール値が悪化するリスクを防ぎ、健康な体を保つためにも、トランス脂肪酸を含む食品の摂取量に気をつけることが大切です。

ゴリ店長
ゴリ店長
トランス脂肪は百害あって一利なし!!

疾患などの病気リスクを下げて健康な体を維持するため、体の中に溜まったトランス脂肪酸を排出することを心がけましょう。

①いい油を摂取して悪い油と入れ替える

アマニ油やエゴマ油、青魚にはn-3系脂肪酸が多く含まれているので、積極的に食事に取り入れるのがおすすめ!

n-3系脂肪酸を日常的に摂れば、トランス脂肪酸を体外に排出することができます。n-3系脂肪酸は体内で作ることができない必須脂肪酸で、動脈硬化の軽減などさまざまな生活習慣病を予防する働きがあります。

②運動や代謝で燃焼させる

運動や代謝でトランス脂肪酸を燃焼させ、体外へ排出することができます。

ただし、糖を摂取するとトランス脂肪酸は排出されにくくなるため、糖を摂らない糖質断食も同時に行っていくことが大切です。

まとめ

健康を維持するうえで食べ物は重要!

これは間違いありませんが、口にするものにちょっと目を向けてみてください。

ファストフードや植物油を使用した食品のドカ食いを避けるのはもちろん、間食する場合もトランス脂肪酸を含まないものを選ぶ方が安心です。

普段から意識して選ぶことを心がけていきたいですね。

ゴリ店長
ゴリ店長
みなさんが毎日を健康に過ごすための一助になればこれ幸い◎

 

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

ABOUT ME
肉とよ
山口県宇部市で精肉店を営んでいます。 お肉のことはもちろん、食に関するアレコレをはじめ、地元アレコレ、親子アレコレ‥いろんなアレコレについてつづっていけたら、と思っております。 みなさんに『喜ばれる歓び』をご提供!