みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖
競馬界に新たなヒーロー・ヒロインが誕生し、肉とよ家で突如起こった”お馬さん愛”。
それにちなんで、当ブログでも馬肉に関するアレコレをお届けしています。
今回は『馬の栄養』について肉とよ的に解説していきます!
現代人にうってつけ!
毎日食卓に並ぶであろう牛・豚・鶏肉に比べると、あまりなじみのない馬肉。
‥ですが、実は高たんぱくで低脂肪、しかも低カロリー!な食肉であり、知る人ぞ知る健康食品なのです。
それではさっそく、具合的な例をあげていきましょう!
生活習慣病予防
馬肉はグリコーゲンを多く含んでおり、体内でのエネルギー変換が良く疲労回復効果が高いお肉として期待されています。
低脂肪にもかかわらず、リノール酸やa-リノレン酸などといった動脈硬化を防ぐ必須脂肪酸も豊富です。
また、鉄分やカルシウムも牛・豚・鶏肉の3~4倍と食肉中トップクラス!
貧血や冷え性でお悩みの方々にもぜひ食べてもらいたいところ。
肥満・美肌対策に!
高たんぱくにもかかわらず、カロリーは牛・豚肉の約3分の1!
さらに脂質を燃焼してエネルギーを生みだし、脂肪を燃やす働きをするL-カルニチンも含んでいます。
皮膚や粘膜を正常に保つビタミンA、ホルモンの分泌を円滑にするビタミンEも豊富なので、お肌トラブルや生理不順といった身体の悩みをもつ女性の味方でもあります。
馬の脂を精製してできた”馬油”も、美肌や美髪など「美容全般」に効果があるとして知られていますよね♪
生食可能!
馬肉料理として、一番最初に思い浮かべるのは「馬刺し」ではないでしょうか?
そう、馬は法律的にも生食が可能な食肉なのです!
抗生物質などの薬品を与えにくい家畜であるため、馬はほとんど薬品に冒されていないと考えられます。
また、牛のように反芻しないので内臓が比較的キレイです。
‥ということは、寄生虫や雑菌の危険も少ないので、生食をしても問題がないといわれているのです。
ちなみに生食でも馬肉の食感がやわらかいのは、脂肪酸組成(ミリスチン酸やリノレン酸)が牛や豚の脂肪より多いためです。
ハンバーグは馬肉料理だった?!
ハンバーグといえば、牛肉の挽き肉(または豚肉との合いびき肉)とみじん切りにした野菜・パン粉・卵を混ぜ合わせて焼いた料理としておなじみ。
このハンバーグ、牛肉ではなくもともとは馬肉で作られていた‥というお話があります。
ハンバーグの原型には諸説ありますが、一説に『タルタルステーキ』である、とされています。
【タルタルステーキ】
ステーキ料理の1つ。
生の馬肉(または牛肉)を粗みじん切りにし、オリーブオイル、塩こしょうで味付けし、タマネギ・ニンニク・ケッパー・ピクルスのみじん切りなどの薬味と卵黄を添えた料理。
13世紀ヨーロッパを攻めた蒙古(モンゴル帝国)の一部族・タタール人が、遠征の際に連れて行った馬を食べたことがはじまり。
長距離を移動する馬の肉は大変硬く筋張っていたため、硬い馬肉を細かく刻むことで食べやすいものに加工していた。
韓国のユッケに近い料理であり、肉を生で食べるものとして確立した固有の料理であった。
Wikipediaより引用
このタルタルステーキが巡り巡ってドイツ・ハンブルグに伝わり、さらにパン粉を入れ火を通した料理「フリカデレ(frikadelle)」として18世紀前半に誕生しました。
これがハンバーグの起源とされています。
この料理は労働者を中心に広がりを見せ、瞬く間にドイツの代表的な家庭料理となりました。
ちなみに”ハンバーガー”はアメリカの郷土料理ですが‥
18世紀から20世紀前半にかけてアメリカに移り住んだドイツ人が愛食したフリカデレを真似て作り、それをパンに挟んで食べたことがはじまりなんだとか。
料理を紐解けば、面白い歴史がそこにはあるんですね☆
まとめ
馬肉は牛・豚・鶏肉と比べるとあまり目にすることがないお肉ですが、その実、栄養や成分を見れば勝るとも劣らない食肉でもあります。
高い栄養価を持ち、美容・健康面に優れ、さらにはダイエッターの強い味方!
知れば知るほど馬肉のファンになっちゃいそうですね♡
‥‥。
馬肉とは関係ない話ですが。
肉とよ家で競馬ブームを巻き起こしたこちらの3頭🐴
- 今年無敗で三冠馬に輝いたコントレイル
- 同じく無敗で三冠牝馬になったデアリングタクト
- 引退を表明したGI8勝のアーモンドアイ
本日JRAより、11月29日ジャパンカップで激突する!との発表がされました。
肉旦那も
と大興奮!
‥まだまだ”お馬さん愛”は止まりそうにありません。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。