みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖
色鮮やかな赤色からフチへと続く茶色のグラデーションが老若男女の心をわし掴む‥
そんな”おもてなし料理”の代表、ローストビーフ。
以前の記事で『手間ひま・放置・時短』それぞれのレシピをご紹介しました。
どのレシピにも共通しているのは、
- 牛かたまり肉は常温に戻しておく
- 焼き色を先に付ける
- 余熱を利用して加熱する
といった作業です。
それぞれが、肉汁がダラダラと出てしまうのを防ぐ・閉じ込めるために大事な工程でもあります。
しかし、一様にいえるのは‥焼く、すなわち洗い物が増える。
これは料理人としては避けては通れません。
ついでにいうと、たとえば暑っっっい時期にコンロの前に立つって‥どんな修行なんだ?!との憤りも感じ得ません。
要は、”肉汁を閉じ込める”ことが大事。
そうなんです、ぶっちゃけると”焼き色を付ける”ための焼くといった作業はうっちゃって結構!!
今回の記事では、そんな”焼かない??”ローストビーフレシピをご紹介したいと思います☆
Let’s cooking♡
前回同様、まずは全てのレシピ共通の材料をつくりやすい分量でご紹介していきます。
- 牛肉ブロック‥800g~1.5kg
- 塩・こしょう‥適量
- オリーブオイル‥適量
- お好みでにんにく1片(すりおろし可)
牛肉のかたまり肉は、国産牛の場合はモモ・ランプ・イチボなどの基本赤身肉、輸入牛の場合はサーロインやリブロースなどをオススメします。
常温に戻したかたまり肉の表面全体に塩こしょうをまぶしていくのですが、気持ち多めで大丈夫。
むしろかけ過ぎじゃない?くらいがベストです。
その際ににんにくも押しつける感じですり込んでいきましょう。
オリーブオイルは表面にまぶす感じです。
これも付ける付けないはご自由に‥とはいえ、なるべく肉汁を閉じ込めたいのであれば必須ではありますが。。
下準備が終わったら、あとは加熱するのみです。
ちょっと手間ひまがかかるものもありますが「美味しい」に近道はありません★
それではオススメのレシピ3選をどうぞ!
レシピ①”焼き”入り かつ カンタン☆
手間ひまなく、でもお肉の味をガツンと楽しむ!を極めましょう。
- 耐熱皿に香味野菜を敷き、その上に下準備をしたかたまり肉を置く
- あらかじめ200℃に熱していたオーブンで30分焼く
- オーブンから取り出したら、お肉のみアルミホイルで包んで30分放置
昔ながらのローストビーフの手法です。
熱が内側に伝わるのに時間がかかる分、外側のウェルダンから中央のレアまでの食感&グラデーションが、食べても鑑賞しても美味しいのがステキですね♪
レシピ②目指すはレストラン!手間ひまかけた分よりウマい!!
レシピ①と同じくオーブンを使用します。
この作り方は確かに美味しいんだけど‥先にいっておきます。。
- あらかじめオーブンを220℃に熱しておく
- 下準備をしたかたまり肉を耐熱皿に並べオーブンへ
- 1分焼く→数分休ませる‥繰り返すこと最低でも20回
- お好みの焼き加減までどうぞ
インターバルを利用した余熱による加熱方法です。
気が遠くなりそうな2時間半という時間。
しかし20回越えって‥多過ぎっ!!
ですが、火入れの微調整が可能な調理法でもあります。
具合を見ながらできるので、失敗が少ないのがありがたいところ☆
レシピ③炊飯器って万能
ご飯だけでなく、今やスープやお菓子作りにまで応用が利く炊飯器。
- 下準備をしたかたまり肉をジップロックなどの調理用保存袋に入れる
- このときなるべく真空になるように、しっかりと空気を抜く
- 炊飯器に70℃のお湯と②を入れ、保温モードで1時間強加熱
一般的な炊飯器の保温モードは60~70℃。
これはちょうどお肉の美味しさを引き出す温度でもあります。
そんな保温モードを利用して、じんわりと加熱する調理法です。
温度の微調整ができませんが、絶妙なレア~ミディアムレアに仕上がります。
‥ただ、香りや味がほかのレシピと比べるとちょっと物足りなく感じるような。。
袋にかたまり肉を入れるとき、ガーリップチップスやオリーブオイルを一緒に入れると風味が良くなるかもしれません。
まとめ
今回は、”焼かない??ローストビーフ”ということで、オーブンと炊飯器を使用するレシピをそれぞれ紹介してみました。
放ったらかしを基本に、できあがりの微調整が可能‥そんなあまり手間ひまがかからない作り方です。
下準備と温度の確認をしっかりとしていれば、肉汁もさほど出切りません。
どの作り方もレア・ミディアムレアに仕上がるので、やわらかな食感に舌鼓すること間違いなし♪
そんなお客さまをおもてなしするときの料理のイメージのローストビーフ‥
たまには肩の力を抜いて、家族にゼイタク振る舞いしてみませんか♡??
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。