みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖
↑こんな理由で、肉旦那がお店からお肉を持って帰ってくれることがしばしば。
12月も上旬でだいぶ寒くなってきたこの季節、やはり焼肉用に切ったお肉は売れ残りがチラホラです。
とくに牛肉は酸化で色が落ちやすいお肉。
とはいえ味は変わらないので、そんな理由で持って帰ってもらった牛肉たちは、肉とよ家では冷凍保存してカレーを大量に作るときに重宝しております♪
今回も、焼肉用をはじめ薄切り・切り落としなどなどいろいろなお肉詰め合わせを持って帰ってくれました。
そのなかに一際主張が強いお肉発見。
普通だったら何か良いことがあったり自分へのご褒美だったりに食べるようなこのこのお肉を、今回のつくってみたでは庶民料理チンジャオロースーに使用してしまいましたー☆
チンジャオロースーとは
チンジャオロースー(青椒肉絲)の起源は古くから豚肉を調理した福建料理に端を発するともいわれています。
- 青椒(チンジャオ)‥辛みを抜いて品種改良した唐辛子(現代ではピーマン・ししとうなど)の緑色の果実
- 肉絲(ロースー)‥細切りにした肉材
辛みが効いている四川料理とされることも多いのですが、現代においては辛みよりも旨みを重視する広東風のものがポピュラーであり、オイスターソース(牡蠣油)・酒(紹興酒など)・砂糖を使って甘辛く調味されます。
中国だけでなく、北米・ヨーロッパ・日本などの華僑により伝えられ、世界中でポピュラーな中華料理として定着しています。
アメリカでは豚肉よりも牛肉が好まれるため、牛肉を調理し濃いめの味付けがされているなどとして、材料や味付けを変えてその土地の嗜好に合わせた料理に変化しています。
日本でもチンジャオロースーで使うお肉は牛肉が主だと思いますが、アメリカスタイルの影響を受けているといえます。
調理開始!
子どもたちもステーキで食べたらテンション上がるんじゃない?
そんな肉旦那の優しさをよそに‥
その字由来に沿って、お肉もお野菜もぜぇんぶ細切り♡
ここでちょっとしたマメ知識!
好き嫌いが分かれるピーマンですが、繊維にそって切ることで独特の苦味が薄れるんだそうです。
肉とよ家の子どもたちはピーマンを嫌いではないのでとくに気にしたことはありませんが‥
せっかくなので、ヘタ側を上・ヒゲっぽいのが生えている方が下にした状態から縦に細切りにしました。
‥‥‥
塩こしょうと料理酒を揉みこんで下味を付けた細切りサーロインから焼いていきます。
サシがしっかりと入っていたので油はしかず。
熱したフライパンにドンと入れて炒めていきます。
余分な脂を拭き取って、お次はお野菜!
ピーマンと黄・赤パプリカを入れて炒めます。
食感を楽しくするために茹でタケノコが欲しいところではありますが‥
全体的に火がとおったら、オイスターソースで味を整えていきます。
具材を切った後は、炒めて味付けをするのみの簡単料理☆
‥‥‥
市販のチンジャオロースーの素を使ったり、細切りにしたお肉にあらかじめ片栗粉をもみ込んでいたりするとほど良いとろみが付きますが‥
今回は下味付け用の塩こしょう・料理酒とオイスターソースのみの調理だったので、そこまでとろっとしませんでした。
というわけで、こちらをフリフリ。
ぐるっと混ぜ合わせてできあがりです!
本日の献立
青椒肉絲、鶏肝の甘辛生姜煮、大根のお新香、ご飯、なめこと山芋のお味噌汁!
大根のお新香は、お客さまからいただいた大根を漬けたモノ。
お味噌汁のお出汁は、最近ハマっている和光有限会社さんが出しているコチラのあご出汁です。
以前おでんを作ろうとして、お新香に使った後の残りの大根を煮たお汁を使用しました。
あご出汁に加えて、大根の甘味もほんのりと感じられるお味噌汁になりました♡
まとめ
今回は贅沢にもサーロインを使ってチンジャオロースーを作ってみました。
お肉もさることながら、やはりオイスターソースで炒めるとどんなお野菜も甘くなるから不思議ですよね。
チンジャオロースーは言い換えれば”ピーマンの甘辛炒め”ですが、麻婆豆腐・ホイコーローにつぐ、肉とよ家の子どもたちも大好きな中華料理です♡
今夜はお肉を奮発して、ちょっと贅沢なチンジャオロースーをつくってみませんか♪??
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。