みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖
揚げてよし、茹でてよし、焼いてよし‥ほかにもいろいろな料理に使用される利便性の高さと、お財布にも優しい低価格で、毎日といっていいほど食卓にあがる豚肉。
今回は『豚肉の選び方』としまして、そのポイントを肉とよ的に解説していきます！
選び方ポイント！
↑こちらは以前ご紹介した『美味しい豚肉』の記事。
豚肉は淡いピンク色の赤身と、甘い香りを発する脂肪からなっており、とくにこの脂肪が味の決め手ともなります。
三枚肉とも呼ばれる、赤身と脂肪の豚バラ肉また｢生鮮食品は鮮度が命｣ともいわれているとおり、赤身と脂肪の層がはっきりとわかれているものが鮮度が良いとされており、美味しい豚肉を選ぶ際にはここも重要なポイントです。
鮮度や美味しい豚肉を見分ける目利き力もそうですが、では、実際に豚肉を選ぶときは何を基準にしたらいいのでしょうか？
料理に適したものを選ぶ
こんなお客さまとのやりとりが、日々肉とよでも行われます。
このように、これから作る料理に適した豚肉を選ぶことが大切です。
とはいえ、一括りに豚肉といっても部位別・厚みごとでも使用法が変わってきますよね。
食肉業界では、豚肉は背中側をロース、お腹側をバラ、腕・足部分をモモと大まかに3つにわけられています。
またこの3つに加えて、希少部位として知られているヒレ(位置的にはロースの内側にある)を合わせた4部分は、下記のような特徴をそれぞれ持っています。
| 部位 | 特徴 | 主な部位 |
| ロース | キメが細かくやわらかい。豚特有のコクがある。 | 肩ロース・ロース |
| ヒレ | 運動量が最も少ない部位のため、肉質はやわらかくキメも細かい。 | |
| バラ | 赤身と脂肪が層になっており、きめは粗い。脂を味わうならコレ。 | バラ・スペアリブ |
| モモ | 脂肪が少なく、しっかり赤身。肉質は部位ごとで違う。 | ウデ・豚トロ・モモ・外モモ |
↑↑↑こちらの特徴を参考にした、厚み別のおすすめ料理↓↓↓
| 厚み | オススメ料理 |
| 1㎜～ | しゃぶしゃぶなど鍋物全般、炒め物、茹でてサラダにも |
| 3㎜～ | 焼肉、しょうが焼き |
| 1㎝～ | トンカツ、ステーキ、酢豚 |
| ブロック | 煮豚、チャーシュー、ローストポーク |
| ミンチ | 餃子・シュウマイ用の餡 |
このように、部位ごとの特徴を生かし、料理に適した厚みを選びましょう！
銘柄で選ぶ？？？
ランドレース種・ヨークシャー種・デュロック種などといった純粋種のおいしいとこ取りをした三元豚や｢健康証明書｣付きのSPF豚、各地方の銘柄豚が、現在の日本で飼育・販売されています。
海外には、主にハムやベーコンなどの加工用としてもさまざまな品種があります。
さて。
旅行に行ったとき、それぞれのご当地料理・銘柄豚を楽しむことはあっても、普段買いのときまでは品種はあまり気にしない‥なんてことがありませんか？
美味しい豚肉の代名詞としてよく目にする｢三元豚｣も、品種や銘柄を表すものではなく、実は、上記のように｢純粋種をかけ合わせていいとこ取りした豚｣の総称です。
このように、スーパーや小売店などに卸される豚肉は、値札シールなどに名前や銘柄が記載されない『交雑種・通常豚』として一括りに販売されます。
ようは、豚肉においては銘柄はあまり気にすることなかれ、ということです。
ブタ小咄
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- 豚ロース
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- バラ
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- 豚トロ
ローストンカツを口に入れたときや、焼肉でもおなじみのバラや豚トロを噛んだ瞬間に、ジュワっとあふれ出るあの肉汁‥
豚肉の味の決め手は、なんといっても脂肪です。
『豚肉＝脂肪』といっていいほどに、みなさんもイメージがついていると思います。
‥でもご存知でしょうか？
ブタの体脂肪率は10％台という事実を！！！
個体差はもちろんありますが、だいたい14～18％だとされています。
その驚きの体脂肪率を、わかりやすいように表にしてみました↓
| ブタ🐷 | 14～18％ |
| 成人男性👨 | 15～20％ |
| 成人女性👩 | 20～30％ |
| ウシ🐮 | 25～30％ |
体脂肪でいうと『やせ気味』ってことです。
ちなみにテレビで活躍されているモデル・女優さんたちが15％前後だと公表していることからも、ブタの体脂肪率がそれ並だということがおわかりいただけると思います。
「このブタ野郎！」なんて罵り言葉がありますが‥
意外と筋肉質な肉＆甘い脂肪が、豚肉の美味しさの秘訣なのかもしれませんね☆
まとめ
豚肉を選ぶときのポイントは2つ。
- 部位・厚みごとにその料理に適しているか
- 赤身と脂肪がはっきりとわかれているか
どの部位も価格がほぼ一定なので、普段使いでの豚肉には、銘柄はとくに気にしなくても大丈夫です。
”モデル”並みの豚肉で、健康な体づくりをどうぞ！
簡単な説明ではありましたが、豚肉選びの参考にしてもらえると嬉しいです☆
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
